HORSEHIDE SINGLE LEATHER JACKET

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HORSEHIDE SINGLE LEATHER JACKET

モノづくり

フラットヘッドのレザーアイテムで欠かすことの出来ない素材がホースハイド(馬革)です。
中でもシングルライダースは20年程マイナーチェンジを繰り返しながら作り続けている代表的なアイテムです。

馬革専業タンナーを見学した模様をお伝えしましたが、革の鞣し方法や染色方法においても研究を重ねてその時々の最高の商品を目指して取り組んでいます。
今回使用する革はしっとりとした質感が特徴です。
しなやかで着用時は動きやすく、バイクや車に乗る時はもちろんお勧めですしタウンユースにも適しています。

主要縫製部には8番糸、ポケット口やその他縫製部には20番糸を使用しています。
※糸の番手は数字が低いほど太くなるため8番糸の方が太い糸になります。

糸の番手を変えたり色を変えることは縫製を行う上で大変な作業となりますが、縫製強度や立体感のある表情を求めて採用しています。

ボディと帯の縫製部にもポイントがあります。
中心の革に膨らみを持たせることで縫製糸が下に沈み込み、外部からの摩擦による糸へのストレスを軽減しています。
この技法はフラットヘッドのジーンズのベルトループをヒントに採用しています。

背中のヨーク部のパイピングも特徴的なポイントです。
僅か数ミリですがパイピングを施すことにより立体感のある表情に仕上げています。

裏地には真っ赤なレーヨンカルゼを使用しています。
綾織りで織った生地は強度と袖通りの良さを実現しており、脱いだ時にも色気を感じて頂けるライダースを目指しています。

極力革本来の表情を残しながら仕上げているために同じ物が存在しないのがフラットヘッドの革の面白さです。
そして着込むことで更にそこに新しい表情が生まれるのが最大の醍醐味です。

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