.01旧式シャトル織機で織り上げた左綾織りデニム生地

ロープ染色により濃色に染め上げた糸を使用し旧式シャトル織機で織り上げた生地は、シャトル織機ならではのムラ感のある表情楽しめます。
超長綿であるジンバブエコットンを使用することでしなやかで肌触りも良く、12.5ozのライトな穿き心地が楽しめます。
左綾織生地は糸の撚り方向と織り目が交差し綾目が際立つことでタテ落ちもはっきりと現れるので経年変化を楽しむのにもおすすめです。

アウトシーム側には旧式シャトル織機で織り上げた証ともいえる生地のミミ（端の部分）も使用しています。

.02ヴィンテージライクな巻き縫い縫製

主要部分には二本針のチェーンステッチミシンによる巻き縫い縫製を施しています。
チェーンステッチにすることで伸縮性が生まれ伸びや縮みに強く、負荷のかかりやすい腰回りなどにはうってつけの縫製です。
生地とともに糸が伸縮することで独特な経年変化の表情でもあるパッカリングが生まれ、ヴィンテージライクな経年変化の表情を生み出す要素でもあります。

.03裂けにくいボタンホール

後メスと呼ばれる製法でボタンホールを仕上げています。
ホールの周囲をかがり縫いの後にカットし、篝の中心部に糸の房が残ります。
ボタンの着脱の際、この残った房が硬いボタンとかがり糸の間の緩衝材として働き、かがり糸の摩耗を防いでくれるので、ボタンホールが裂けにくくなっています。

.04オリジナルのメタルパーツ

経年変化やジーンズの雰囲気をより楽しめる工夫としてオリジナルのメタルパーツを使用ヴィンテージジーンズの質感を再現するためにオリジナルで作り上げた鉄製ボタンは着用と共に光沢感と黒みを増していきます。

ポケット部分に打ち付けられた銅製のブランドネーム入りオリジナルリベットは、だんだんと黒みがかり鈍い金属特有の深みのある表情が現れてきます。
生地と共にパーツ一つ一つも経年変化が楽しめるよう素材にもこだわっています。

.05中央が盛り上がったベルトループ

ベルトループの中央部分は生地を巻き込み縫製することで盛り上がりのある形に仕上げています。
子の盛り上がった部分の両脇に沈み込むように入るステッチは擦り切れにくく、ベルトループのパンク（糸切れによるほつれ）を軽減しています。
盛り上がり部分が擦れて色落ちすることで、独特な経年変化の表情も楽しめるフラットヘッドの特徴的なディテールです。

.06バックポケットの強度を高める隠しリベット

鉄製のリベットに銅メッキを施したリベット。
バックポケットの強度を高めるための工夫としてリベット位置を一般的なジーンズより下に下げ、更にリベットの脇ギリギリを縫うことで糸が沈み込み、糸切れも防ぐつくりに仕上げています。

.07経年変化も楽しめる革パッチ

ジーンズの顔ともいえるパーツの一つであるパッチ。
牛革を使ったレザーパッチは、穿きこむことで現れる経年変化も楽しめます。
※洗いにより生地のインディゴ染料が付着しているものがありますが、インディゴ染料の特性としてお楽しみください。