JEANS

着る人が主役の物語


フラットヘッドのジーンズは1950年代のヴィンテージジーンズをベースに、各年代の作りの良い部分を取り入れ独自の進化を遂げてきました。
そこにはいつも、着ることを楽しんでもらいたい、着た人すべてが主役になってほしい、そうした創業からのモノ作りに対する私たちやそれを手掛ける職人たちの想いが詰まっています。そして経年変化はもちろんですが、穿いた人それぞれの想い入れや愛着が湧き、やがて世界中で全く同じものは存在しない、あなただけのジーンズになっていることでしょう。それはまさに着る人、一人ひとりが主役の物語ではないでしょうか。

長年の相棒として穿きつづけてもらう為に



初めて手にした時のまだ固さの残る生地から、馴染みが出て柔らかくなり、やがて膝やお尻など擦れやすい部分から色落ちが現れ、どんな表情をみせてくれるかを想像しながら穿きこんでいく。

手にしたときは5割、穿きこんで7割、そして自分自身のライフスタイルが反映されたその色落ちは、世界で一本しかない自分だけのジーンズとして完成する。
そうした経年変化を愉しんでいただけるのがフラットヘッドのジーンズです。私たちは、愛着を持って何年も穿き続けて頂く為に、魅力ある経年変化や強度を考慮しながら様々なディテールにおいて工夫を凝らしています。

濃淡のはっきりした色落ち

フロント部分に現れる「ヒゲ」と呼ばれる色落ちや、膝の裏側に現れる「ハチノス」と呼ばれる色落ち。
どちらもメリハリがつくことで色落ちを強く実感できるのがフラットヘッドのジーンズの個性です。

※膝の裏側に現れる「ハチノス」と呼ばれる色落ち

大切なベルトループの膨らみ

新品の状態のベルトループ。真ん中がぷっくりと膨らんでいるのが分ります。
この真ん中が膨らんでいる作りが、長年穿き続ける上でとても大切な役割を果たします。

この膨らみがあることで、2本の縫製糸が沈み込み擦れにくくなり、糸切れを防いでいます。更に、ベルトループの両端と真ん中部分が擦れることで、濃淡のある色落ちが現れます。
これはヴィンテージジーンズにも見られる特徴です。

毛羽にも役割があるボタンホール

新品の状態のボタンホール。
新品なのに穴のふちは毛羽でおおわれています。
フラットヘッドではこの毛羽を敢えて出しています。

この毛羽は、ボタン開閉の際に硬い金属製ボタンとの摩擦から「かがり糸」を守る役割を果たします。糸切れを防いで長年の着用に耐えられるようにしています。

1年半ほど穿き込んだジーンズのボタンホールです。
ボタンとの擦れで毛羽は少なくなっていますが、かがりの糸はしっかりと守られて残っているのが分ります。

風合いをもとめた鉄ボタン

ジーンズのフロント部分に使用する金属製のボタン。
フラットヘッドのジーンズでは鉄製のボタンを使用しています。

穿き込むことによって「光沢感」と「黒み」を増して美しく重厚な雰囲気へと変化していきます。

更に、フラットヘッドでは『タック』と呼ばれるボタンの裏側のパーツも鉄製にしており、素材を統一することでボタン自体の強度も損なわず、見えない裏側まで雰囲気の良い仕上がりになっています。

径の大きなオリジナル銅リベット

ジーンズならではの金属パーツ「リベット」。
負担の掛かるポケット口を更にリベットで挟み込むことで、破れにくくする役割をします。

フラットヘッドのジーンズは14.5ozという厚みの生地を使用しています。
その厚みのある生地をしっかりと挟み込み強度を持たせるために、一般的なものよりも大きなオリジナルリベットを使用しています。

強度を求めた素材と縫製技術

バックポケットの強度を高めるために隠しリベットには銅メッキを施した鉄製のリベットを使用。

バックポケットは表から縫いますが、フラットヘッドではより強度を高める為に見えない裏側にあるリベットの近くを縫うという難しい技術を施しています。

選べる2つの魅力

フラットヘッドのジーンズは過去と現代の融合をテーマとしたF(エフ)ラインと変わらぬ造りをテーマとしたHERITAGE(ヘリテイジ)ラインの2つのラインからお選びいただけます。

F ライン
過去と現代の融合

特殊二重ステッチ

バックポケットの強度を保つため、二重の縫製で仕上げています。
1周目は強度の高いコアスパン糸(綿とポリエステルの混紡糸)で縫製し強度と糸の色落ちを両立させ、2周目は従来と同じ綿糸で重ね縫いするという、非常に難易度の高い縫製作業をしています。
1周目だけでも十分な強度を保つことが出来ますが、綿糸で重ね縫いする事で穿き込んだ際に綿糸が縮み、パッカリング(※)による生地の凹凸が生まれ、色落ちのメリハリも現れます。
※縫製糸が縮むことで現れる生地の凹凸

1年半ほど穿き込んだバックポケット2重ステッチ部。
最も解れやすい部分の一つであるバックポケットの角が解れていません。
生地の色落ちと共に2色の縫製糸も程よく色落ちし雰囲気を増しています。

ジーンズの顏 バックステッチ

お尻だけども「顔」。
なんとも矛盾したような表現ですが、ジーンズを語るにおいて外せないのがバックステッチです。
一目でブランドが判別できるジーンズのバックポケットに施されている飾り縫い。ブランドごとの個性が垣間見えるポイントでもあります。
Fラインではウルトラスウェードを採用しています。

ウルトラスウェードは超極細繊維であるマイクロファイバーで形成された人工皮革で、水や摩擦に強く色も抜けにくい特徴があります。

新品から長年穿き込んでジーンズがだんだんと淡く色落ちしても、
バックポケットの飾りステッチは色あせずしっかりと残り、色落ちしたジーンズとのコントラストがはっきりとします。

このコントラストこそ、長年かけて穿き込んだ証として目に見える経年変化の醍醐味です。


ストレートモデル 3005


タイトストレートモデル 3001Z

HERITAGE ライン
変わらぬ造り

ダメージもジーンズの魅力

HERITAGEラインはクラシカルな「雰囲気」を味わっていただく為に全て綿糸で縫製。
穿きこむ事で糸も風合いが増し、ジーンズならでの経年変化をお楽しみいただけます。

バックポケットの飾りステッチが擦り切れていく過程で、糸が無くなってしまった生地に色濃くステッチの跡が残っている雰囲気。こうした表情はやはりジーンズを穿きこんでしか味わえないものです。

お客様からのご要望も多く、改めて誕生したのがHERITAGEラインです。


タイトテーパードストレート 3002


テーパードストレート 3009

作り手の想いの詰まった製品に、穿いていただく方々の息が吹きこまれ、時間と共に風合いを増していく。

Fライン、HERITAGEラインどちらを選んでも、経年変化はもちろんですがそこには穿いた人それぞれの想い入れや愛着が湧き、やがて世界中で全く同じものは存在しない、あなただけのジーンズになっていることでしょう。

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