3001

TIGHT STRAIGHT
PRICE ¥29,600(税別)
SIZE 25"-34" / 36" / 38"
COLOR BLU
PRICE ¥31,400(税別)
SIZE 40" / 42" / 44"
COLOR BLU
DETAIL
・14.5oz デニム(旧式シャトル織機)
・股上が浅くテーパードの弱いタイトストレートモデル
・鉄製ボタンフライ
・オリジナル銅製リベット
・鉄製隠しリベット
・ゴートパッチ
・ポケット部:特殊二重ステッチ
・バックポケット部:ウルトラスウェード

アイテムの説明

フラットヘッド基準

代表小林が日常のあらゆる場面でも実践している見えない部分への拘り、ミリ単位の拘り。
これらの拘りがフラットヘッド基準となるディテールの根本となっています。
リベットの径の大きさ、独自の染色、ボタンホールのアトメスやベルトループの膨らみ、太番手縫製のバックヨーク等、見た目には大きな差としてわからない部分ですが、数年後に差が出る部分に拘り、先駆け て取り組んで参りました。この他にもいくつかあるフラットヘッドの「見えない部分の拘り」。

その代表である、バックポケット補強の為に付ける隠しリベットの縫製を「ナローステッチ」と命名しています。

続きを読む…
成長を遂げていく過程で、数量をこなす為に簡素化したり、工程を簡略化する事は行いません。見えない部分や言われないとわからない部分の「進化」をさせる事もフラットヘッドの拘りです。
今回この「ナローステッチ」を行う工程で取り付ける隠しリベットの位置を改めて見直しました。
リベットをバータックからmm単位の指定で離れた位置に打ち込みます。こうする事により、リベットで膨らむ部分の糸の浮きを軽減させる事が出来ます。そして、隠しリベットに対してギリギリを狙うように、打つ位置同様にmm単位で縫い巾を指定しています。
隠しリベットは縫製する際にもリベットが見えないので縫い針にあたってしまう可能性があり、職人は歯を食いしばり神経を集中させて、一針一針魂を込めて縫い上げます。これにより縫製糸を沈み込ませ、縫製糸と外部の擦れを軽減し、強度を上げると共に、経年変化によるインディゴの濃淡も現れ唯一無二の表情を生み出します。更に、熟練の職人技術を要する1度で縫い上げる「一筆縫い」を施しているうえに、この部分の強度と風合いを両立させる為2回縫い上げる特殊な二重縫製を施しています。そのほか、小股の部分にバータックを施し強度を高める等、細部に至るまで「進化」をさせています。穿く人のライフスタイルが現れ、それぞれの異なる表情を見せるデニムパンツ。是非フラットヘッド基準のデニムパンツでそれを体感してください。

フロント・ポケットの二重ステッチ

フラットヘッドのジーンズの縫製糸には、長年着用した際に現れる生地の色落ち(タテ落ち)と共に縫製糸も程よく色が抜け、風合いを増すようにオリジナルの綿糸を製作し使用しています。
綿糸を使う理由は素材の特性である、「馴染み」そして退色による風合いや糸の縮みにより生まれる縫製部分の生地の「アタリ」などがあります。
しかし綿糸の場合、フロントのポケット口や、バックポケットなど着用により擦れ易い部分には、やがて糸切れも起こりやすくなります。

続きを読む…

フラットヘッドでは綿糸だけを使う懐古主義的なスタイルに拘るのではなく穿く人の事を思い、縫製にも進化を加えています。具体的には、1周目の縫製を強度の高いオリジナルのコアスパン糸で縫製。
その際、伸縮の少ないコアスパンで縫製するためポケットの生地を少し引っ張りテンションを掛けておきます。実はこの「少し引っ張る」事が後に重要な要素となってきます。
2周目の縫製は従来のオリジナル綿糸にて縫製。
1周目の縫製だけでも十分な強度を持ちますが、2周目の綿糸の縫製によりその部分の生地に縮みも生まれ、ジーンズの魅力であるアタリも現れます。1周目に生地を少し引っ張るのは、2周目の縫製で綿糸の縮みをより効果的にするための仕込みのような理由があります。縫い目を合わせ二重に縫うという事は、単に同じ部分を2度縫うという事ではなく従来の4倍〜5倍の労力と時間を要する大変な工程となります。

ボタンフライ、ジッパーフライ部分の縫製糸の変更

他の衣類にはないジーンズの特徴の一つが縫製糸の色だと思います。
白いシャツは白い糸で縫い、黒いTシャツは黒い糸で縫うように、衣類は生地の色と縫製糸の色を合せ、目立たないようにするのが一般的ではないでしょうか?(デザイン的なもので例外もありますが)
あまり気にした事は無いかもしれませんが、ジーンズは紺色の生地に黄色の縫製糸という組み合わせが一般的です。それが長きに渡るジーンズのスタンダードでもあります。

続きを読む…

(写真:変更前)フラットヘッドの代表である小林は、それがスタンダードであっても気になる部分は気になります。そのままにはしておきません。(笑)

小林はジーンズを着用していてどうしても気にせずにはいられない部分に気付いてしまいました…。
フロントのボタンフライの脇を縫うわずか10cm程度の縫製。ジーンズの中心に近い部分。
(オブラートに包まずに言うと、股間の部分という表現が適切でしょうか?)
製品だけ見ると気になりませんが、着用時にはこの部分がやや開き気味になるため、黄色い糸が意外と目に付くのです。

そこで新たに登場したのが生地の色に近い紺色の縫製糸。
この糸で縫う事により、着用時にやや開き気味になっても全く目立ちません。
嬉しい進化です。

縫製糸の色を変える程度が進化なの?と思う方もいるかも知れません。
実はこれが、大変な事なのです。
従来であればこの部分は、同じ黄色の縫製糸で縫う工程と合せて縫う事ができていました。
この部分だけ糸の色を変えるという事は、ミシンにセットしてある黄色の糸を外して紺色の糸に付け替え、ここだけ縫い直すか、工程を中断せぬようにこの部分だけのためにミシンを用意し紺色の糸をセットしておくか、どちらにしても 手間と時間、コストの掛かる大変な作業なのです。

オリジナルスレーキポケット

フラットヘッドのジーンズはポケットのスレーキ(袋になっている部分の生地)もオリジナルで制作しています。
その証としてブランドのロゴをプリントしています。
このスレーキは着用時には見えない部分でもありますが、見えない部分にこそ拘りたいのがフラットヘッド。

ちなみに生地はシャトル織機で織り上げています。
見えない部分の生地の風合いにまで拘ってしまいました…。

隠しリベット、ミリ単位への拘り

ジーンズはリベットと呼ばれる鋲で、フロントのポケット口のサイドなどを補強しています。
バックポケットの上両サイドの裏側には「隠しリベット」というリベットを打ち込み強度を高めています。
表から見ても分りません。
ポケットの生地で隠れているので「隠しリベット」と呼ばれています。
なぜ隠すのか?というとお尻の部分に剥き出しのリベットがあると椅子に座った時などリベットで傷を付けてしまうため生地で隠れた裏側に打ち込んでいます。
実はこの隠しリベットが、フラットヘッドジーンズの究極の拘りの一つなのです。

続きを読む…
具体的に言うと、ミリ単位で決められたリベットの打ち位置。
まずリベットに対して両サイドを縫う縫製ですが、リベットを中心にして15mm以内に糸が走るように縫製しています。
そしてタテの位置、バックポケットの両サイドの1番上を横方向に縫うバータックと言う補強のための縫製からリベットの端まで5mm以上空けるように指示をししています。これは一般的に見られる隠しリベットの位置としてはかなり下に位置しています。 普通に説明しましたが、これはジーンズの縫製に携わる職人さんにとってはとても厳しい条件であり、不可能と言われてもおかしくない部分です。

ボタンホールの後メス仕様

ボタンを留めるためにはボタンホールという穴が必要です。
ボタンを留めてしまえば見えなくなりますし、着用している際には完全に隠れて相手からは見られることのない部分。 原理だけで言えば生地にボタンを通せる穴だけを開ければ、ボタンを留めることができます。しかしそれでは生地を切って穴を開けているだけなので、すぐに生地が破けてしまい穿けなくなってしまいます。

ボタンホールの穴は、カットした生地の縁を専用のミシンでかがって補強します。
これは穴を開けてから生地の縁をかがる「先メス」と呼ばれるボタンホールで比較的よく目にする仕様です。
切った生地の縁を糸でかがっているので見た目も綺麗です。
※メス=手術用の刃物を意味しますが、生地を刃でカットして穴を開けるので「先メス」という呼び名が付いたようです。

しかし…!
フラットヘッドのジーンズのボタンホールは見た目が綺麗ではありません。
なぜでしょうか?

続きを読む…
実はフラットヘッドのボタンホール、「先メス」と呼ばれる仕様ではないのです。
名称から言うと「後メス」と呼ばれる仕様のボタンホールです。
名称を聞いてピンとくる方もいるかもしれません。
先に穴を開けるのではなく後に穴を開けています。
まずボタンホールの形状に楕円形のかがり縫いを行ないます。
そのかがり縫いをした中央に、かがり糸を切らぬように刃でガシャン!と穴を開けています。
この方法で穴を開けると、かがり縫いの内側に生地の毛羽が残り、見た目はあまり綺麗ではありません。 なぜ見た目が綺麗な「先メス」ではなく「後メス」を使うのか?
理由は1つ、強度です。
鉄製のボタンは硬く、ボタンの開閉でボタンホールを通る際に擦れが生じ少しずつですが、かがり糸にダメージを与えています。 1回や2回の開閉は大した問題ではありませんが、毎日穿いていれば年間で数百回の開閉になります。 長年穿いていれば、かがり糸は擦れにより確実にもろくなり、いずれ糸切れを生じ糸自体も解けてしまいます。
かがり糸の取れたボタンホールは生地に穴が開いただけの状態になるため、そこから一気に破れてしまいます。
「後メス」の場合は?
かがり糸の内側に毛羽が残るため見た目は綺麗ではないと述べましたが、実はこの「毛羽」に重要な役割があります。
かがり糸の内側に生地の毛羽があることにより、ボタンの開閉時にボタンとかがり糸が直接触れないのです。毛羽がクッションの役割をするため、長年の着用でもかがり糸をボタンとの摩擦から守ってくれるのです。

中央に膨らみのあるベルトループ

フラットヘッドの前身はヴィンテージを扱う古着屋からのスタートでした。
当時、代表の小林は独学で覚えた英語と地図だけを頼りに単身でアメリカに渡り、独自に開拓したルートで買い付けをし、日本に持ち帰った古着をそのまま店頭に並べるのではなく、夜中のクリーニング屋を貸切り全て洗濯し、ダメージのある古着は手縫いやミシンを駆使して全て綺麗な状態にしてから店頭に並べていました。

続きを読む…
前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。
当時はヴィンテージをはじめ、数多くの古着のジーンズを扱っていましたが、先に述べたとおりダメージのあるジーンズには修理を施しました。
そこで幾つかの特徴に気付きました。
古着のジーンズの中にはベルトループが切れている物が多くあり、それらは1960年代以降の物ばかり。
逆にそれよりも古い1950年代頃のヴィンテージジーンズは、ベルトループが切れているものは少なかったのです。なぜ古いもののほうが切れていないのか?その理由はベルトループ自体の違いにありました。1950年代のジーンズに付くベルトループは良く見ると中央が膨らんでおり、色落ちも両端と中央だけに現れたヴィンテージマニアの人達が言う「綺麗な3本線のライン」が現れていました。これは中央を膨らませる事でベルトループを縫っている縫製糸が生地に沈み込み、擦れにくくなっている証でもあります。
縫製糸が擦れて切れないことで、ベルトループの形状は崩壊せず結果的に丈夫なものになっていたのです。
逆に1960年代以降に入るとベルトループは平面的な作りになり、表面はほぼ均一に擦れて色落ちしています。縫製糸も沈み込んでいないため擦れやすく、結果的に切れやすいものになっていたのです。フラットヘッドはヴィンテージを現代に再現させるレプリカブランドを目指してはいませんが、当時の良いものはより進化させてモノ作りに活かしたいと考えています。ベルトループの膨らみはヴィンテージジーンズよりも中央の膨らみを強くし、縫製糸の切れを防いでいます。この膨らみを生み出す為にミシンに取り付けて生地を巻いてベルトループの形状を作る「ラッパ」と呼ばれる金属製のパーツは何度も試作品を作り、現在の形に辿り着きました。
ベルトループを作るミシンは1920年代のUnion Special社製の2本針ミシンを使用しています。化学繊維の糸が無い時代のミシンは、綿糸で縫う事だけを考えて作られており、縫製糸(綿糸)の微妙な糸テンションの調整に適しています。
このミシンで縫ったベルトループは一度洗う事で綿の縫製糸が締まり沈み込むため、中央の膨らみが更に際立ちます。
最も重要なのは中央を膨らませるだけではなく縫製糸を沈み込ませるところにあります。

あなたへのおすすめ

PAGE TOP