This is Thermal

サーマルとは何か?

サーマルという名称は「温かい」「熱」などを意味するTHERMO(サーモ)に由来し、まさしく保温性を得るためのインナーです。
その起源はミリタリーウェアだと言われており、コットン素材で暖を取るためにワッフル生地と言われる凹凸のある生地で作られています。

 

凝縮熱が生み出す保温性


凹凸のある生地は何故温かいのか?
当然ですが、人には体温があります。凹凸があり肌に密着するサーマルの生地は自分自身の熱を凝縮して生地の凹凸に留め、凝縮熱を生み出します。
凹凸の中に留まる凝縮熱が、デッドエアと呼ばれる動かない空気となり保温してくれるのがワッフル生地の特徴でもあります。

 

伸縮性とフィット感


フラットヘッドのサーマルで使用する生地は、オリジナルのワッフル生地です。
一般的にワッフルと呼ばれる生地は正方形の編み目を持ち、まさしくベルギーワッフルの様なワッフル生地だと思います。
フラットヘッドで使用するのは縦長の目を持つワッフル生地ですが、縦長にする理由は横方向への伸縮性と耐久性を高めるためです。
着用前のサーマルは「これ、着れるの?」と思うほど細身です。
しかし、始めて着用する方はその伸縮性に驚かれるはずです。
この伸縮性の良さで、肌になるべくフィットさせて着用して頂く事により、凝縮熱は逃げにくくなるため、身幅を細身にしフィット感を高めています。
横方向の伸縮性に対し、縦方向への伸びは非常に少なく型崩れしにくく耐久性も高くなります。

 

重ね着で保温効果アップ


サーマルの生地自体は、実はそれほど厚さはありません。
生地の厚みで熱を留めているのではなく、生地の凹凸に熱を留めているからです。
凝縮熱を更に逃がさない着用方法として、最もオーソドックスなのはTシャツとの重ね着です。
サーマルの生地の凹凸に留まる熱を、Tシャツと重ね着する事でデッドエアは更に逃げにくくなります。寒い冬であればこの上にシャツやスウェット、アウターを着ていただく事でサーマルの保温効果は更に高まります。

 

コットン素材への拘り


近年は、様々なメーカーから化学繊維を用いた発熱インナーが発売されており人気となっています。
もちろん優れた製品であり、愛用されている方も多いのではないでしょうか?
しかしフラットヘッドでは、長年に渡りコットン100%のサーマルを作り続け定番の人気商品となっています。
実際に多くのお客様たちから、非常に良い感想を頂いております。
人気の理由は、やはり天然素材の肌触りと安心感ではないでしょうか。
コットンの良さは吸湿性の高さと柔らかな風合いがあります。
汗をかいてもベタつきが無く、体温による自然な保温性と通気性も併せ持ちます。
化学繊維との違いとしては、長年の着用で劣化していくのではなく馴染んでいくという点があります。天然素材を使い、編み方や縫製にも拘りを持つため決して安価な物ではありませんが、1シーズンで終わる物ではなく長きに渡り着用して頂けることを考えています。

 

長くご愛用頂くために


フラットヘッドではこのコットン製のサーマルを約20年間作り続けています。
発売当初から様々な改良も加えてきました。
私達スタッフ自身が着用し、改良が必要な部分には常に手を加えモデルチェンジも行っております。
伸縮性、フィット感を持たせることで生地に負担が掛かるのは避けられません。
長年に渡り着用した際に縫製と生地の境目に生地の裂けが生まれるケースがありました。
最も早い段階でダメージが生まれていた肩の縫製部分も生地を強化するために、袖口などに使用するフライス生地を上に被せ、ショルダーパッドにしています。
これによりワッフル生地が守られ、この部分のダメージを防いでいます。

 

次にダメージが現れる場所として袖のフライスとの境目がありました。
着脱の際に生地を引っ張るため、負担の掛かりやすい部分でしたが、直線同士の縫製が
交差する部分に伸縮の際の負担が集中していたため、交差する部分にカーブを掛ける事で負担を分散させることに成功しました。
実は、曲線の縫いが苦手な4本針のフラットシーマミシンでは、かなり難しい縫製です…。

 

ユニオンスペシャル社 フラットシーマ(4本針扁平縫いミシン)


生地だけではなく、縫製糸もコットン100%に拘ります。
更に、縫製はユニオンスペシャル社の4本針扁平縫いミシン「フラットシーマ」を用いています。フラットシーマとは1962年にアメリカのユニオンスペシャル社が発表したもので、フラット=平らな、シーム=縫いが名前の由来です。
生地同士が重なる部分の余計な生地をカットしながら4本の針で縫っていくため表も裏も膨らみの無い平らな仕上がりとなります。
サーマルの様な肌にフィットするウェアではこの膨らみの無い縫製が、肌に干渉せず快適な着心地を実現します。尚且つ縫製糸が綿糸であればその着心地は損なわれることもありません。
画像はフラットヘッドが所有する1962年製のユニオンスペシャル社のフラットシーマです。
古い年式ほど綿糸での縫製を考えて作られており、綿糸での糸調子を出しやすいためフラットヘッドの製品ではこの様なヴィンテージミシンを使用しています。

 

ヴィンテージミシンの味わい


せっかくなのでユニオンスペシャル社 1962年製フラットシーマの画像をご紹介します。
ボディや各部のパーツに鉄が使われた重厚な作りです。
古い物ですが、デジタルパーツを一切使用しないアナログな作りゆえ、実は壊れにくく丈夫です。
50年以上経過したヴィンテージアイアンの風格というのでしょうか、何とも言えないかっこよさがあります。

 
サーマルのラインナップは以下をチェックしてください。

その他の特集

PAGE TOP