Tシャツ特集

初めて手にしたフラットヘッドのアイテムは?

ジーンズ、レザーウォレット、レーヨンシャツ…
様々なアイテムを展開するフラットヘッドですが、ファンになって頂くきっかけとなったアイテムで常に上位に入るのが「Tシャツ」です。
「デザインが気に入った」「他には無いシルエットが好き」様々な感想を頂きますが、最も多く耳にするのは「今までで一番丈夫でしっかりしているTシャツ」という感想です。

 

なぜ丈夫なのか?


最大の理由はネック部の特殊な縫製「3本針の1本外し」

写真奥の白いTシャツはこの「3本針の1本外し」が誕生するきっかけとなった1950年代のTシャツです。(当時はTシャツを1枚で着用する事は稀な為、肌着と言うのが適切かもしれません)
このTシャツの首元には、フラットヘッドと同じように3本針の縫製が施されており、当時のTシャツの中でも特に作りが良く、高価な物でした。

Tシャツの最も伸びやすい部分とも言える首周り、どうしたら伸びにくくなるのか?
この縫製はそんな問題を解消するために生み出されました。

綿の特性とも言える「馴染みやすさと収縮性」この縫製はその特性を上手く利用しています。
3本の針(糸)の内の2本をリブに、1本をリブの縁のボディ部分に沿うように縫製する事で、着用時に伸びても洗濯乾燥後にはその糸が縮み伸びを戻してくれるのです。
3本全てをリブに掛けるのではなく、1本をボディ側に外すことで糸が収縮する際にリブ周辺の生地を「一緒に連れて来てくれる」と言う様なイメージです。
これにより生地のヨレが生じずに綺麗に収縮してくれます。

 

単なる復刻ではとどまらない

何十年も前に生み出された素晴らしい縫製技術、それを再現するのもロマンがありますが、単なる復刻にとどまりたくない。
それがフラットヘッドのモノづくりです。


この特殊な3本針縫製で当時のTシャツが丈夫に作られていたのであれば、更に丈夫な生地で首周りの伸びないTシャツを作りたい。
それは設立当初のフラットヘッドの大きなチャレンジでした。

コットン100%の「度詰め」と言われる目の詰まった生地に、20番手という通常はTシャツの縫製には用いない太い綿糸での縫製、Tシャツの縫製では常識外れで規格外の縫製は、十数件の工場に断られ続けましたが、熱意を理解してくださる素晴らしい工場に出合うことができ様々な問題を1歩づつクリアしながら「3本針の1本外し」縫製が誕生しました。

 

とにもかくにもタフなTシャツ

品番にTHCが付くこのシリーズの特徴は、コシの強い生地感とネック部の「3本針1本外し」縫製。
丸胴と呼ばれる筒状に編み上げた生地を、丸胴のままボディに使っているのも特徴です。
この生地を編む「丸編機」は1960年代製。

この年代の丸編機自体も希少になりつつありますが、生産環境やメンテナンス出来る職人も減少傾向にあります。
THCシリーズのTシャツは14番手という太い綿糸で編み込まれる強靱なボディですが、太い糸を編むには丈夫な針が必要で、ドイツから取り寄せた特別な針を使用して編み上げています。

ネック部の伸びにくさと共に、型崩れのしにくいボディを持つこのTシャツはフラットヘッドの代名詞的なアイテムのひとつです。

 

寝間着にしたいという褒め言葉

「このTシャツは寝間着にするのに最高だよ」

これは、このTシャツ「TKTシリーズ」が完成した際に生地屋さんが言った言葉です。
寝間着にするTシャツ?最初はその言葉の意味が解りませんでした。
「布団や枕もそうだけど、人が寝る時ってストレスのない素材や着心地のほうが気持ちよく眠れるでしょ?そのぐらい肌触りが良くて最高の生地だよ。」

なるほど…

理由はこのTシャツの生地を編む「旧式吊り編み機」と呼ばれる編機にあります。
旧式と呼ばれる理由は、この編み機が1960年代頃を境に減少した旧い年代の編機だからです。1960年代頃までは日本国内で10,000台近くの吊り編み機が稼働していましたが、Tシャツにして1日に10着程度の生地しか編み上げる事のできない吊り編み機は時代と共に減少していきました。

現在稼働している物は、和歌山県を中心に300台ほどと言われています。

希少となった吊り編み機を使うメリットは、やはりその生地感。
吊り編み機は、手編みの生地感に近い生地を編み上げることが出来るため生地に程よいムラ感(空気の層)が生まれます。
空気を含みふっくらと、どこか温かみのある生地は肌に馴染む至極の着心地を与えてくれます。

ちなみに吊り編み機と呼ばれる理由は、写真の様に工場の木の梁に編機自体を吊り下げているためです。

 
フラットヘッドを代表するアイテムのひとつ「Tシャツ」。
こだわりが詰まったTシャツを最新ラインナップでぜひお試しください。

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